リミット

リミット小説「リミット」
1998年
文庫: 523ページ
出版社: 講談社

解説:連続幼児誘拐事件の闇に潜む邪悪な魔性
連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、1人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点!

関連記事
ドラマ「リミット もしも、わが子が…」


レビュー
ドラマ化された小説。
ドラマ版「リミット もしも、わが子が・・・」はちらっとしか見たことがないのです。
安田成美と田中美佐子らが主演ということで、キャスティングは悪くないのじゃないでしょうか。
小説から入った私の中ではどちらかというと田中美佐子が有働公子役って気がしますが。
安田成美はどうしてもおっとりとしたイメージが強いので。

ストーリーの方ですが、身代金誘拐をはじめとし、臓器売買や児童売春というものをテーマに進んでいきます。

普通の女性警察官(婦人警官)で母子家庭の有働公子が、身代金誘拐事件の公務中に同じ犯人に自分の幼い息子を誘拐されてしまう。
息子を助けるために警察全体を敵に回して犯人に身代金を届けに行き、行方をを追う。

というお話です。
根本にあるのは、母親の強さと愛。
ごくごく普通の女性警察官が息子を奪還するために火事場の糞力を発揮するというところが見所でしょうか。
しかし、野沢氏の小説ですから、完璧に劇的に圧倒的に急激に強くなるわけじゃないところが逆に魅力なのではないでしょうか。
彼女の息子もまた、警察官の息子だからと言って勇敢で利発で……というわけではありません。
普通の幼い子としての目線で恐怖を描いています。
そして主犯の澤松智永は誘拐した子供を臓器売買や児童売春に利用しようと考え付くほど母性のかけらもない女性だが、自身が身ごもったと判明してからはどうなるのか?

野沢氏の作品ならではの「女性の心理」を繊細に描いている。
母性のために戦う女と母性を否定するために戦う女の戦いははらはらしっぱなしでした。

さらに楽天ブックスから探す
[160万アイテム、1,500円以上で送料無料!]

  1. 小説・シナリオ
  2. 1998年作品
  3. トラックバック:0
  4. コメント:0

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://nozawahisashi.14.dtiblog.com/tb.php/90-9c71a294

Category

Archives

プロフィール

楠々

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Links

DTIブログ
ブログでアフィリエイト


DTIブログポータルへ

このブログを通報